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2011/11/21

「AERA」に長島義明先生 掲載

日本写真映像専門学校 写真学科OBで写真家の長島義明さん【写真表現コース・フォトファイン学科 講師】が雑誌「AERA」に掲載されました!(11/14発売号)

 

少年はタリバンになっていた

34年前の写真を持って

「また、おいでよ」

少年たちは、笑顔で手を振って見送ってくれた。

「写真を持って、また来るよ」

1977年秋、私はアフガニスタンのバーミヤン遺跡近くの小さな村を訪れていた。偶然通りかかると、大勢の男性が料理をしていた。結婚祝いだという。食事に呼ばれ、そのお礼に村の子どもたちの写真を撮った。子どもたちと再会の約束をしたのは、別れ際のことだった。

 

以来、約束を長い間果たせずにいた。

翌年には社会主義政党によるクーデターが起き、79年にはソ連軍が軍事介入。

ムジャヒディンと呼ばれる武装勢力との間で、約10年に及ぶ内戦が始まっ た。

90年代半ばからはタリバンによる政権が樹立されるが、2001年9月11日に米同時多発テロが起きると、ビンラディンを支援した報復として、米国は アフガニスタンに攻撃を仕掛け、再びアフガニスタンは戦地となった。

アフガニスタンで何かあるたびに、私は写真の中の子どもたちの安否が気になった。

いつの日か、平和になればアフガニスタンを再訪して、約束した写真を彼らに届けよう。しかし平和が訪れる気配はなかった。

 

そんな中、今年5月、私自身が肺気腫とわかった。いつまで元気に行動できるかわからない。7月20日、私はアフガニスタンに旅立ったーー。

写真家 長島義明

 

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