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卒業生の活躍

2018.07.11 卒業生の活躍, お知らせ

ヨシダミナコさん 京都ワコールギャラリーで個展

本校卒業生 ヨシダミナコさんが京都ワコールギャラリーにて個展を開催します。

ヨシダミナコ写真展「samskeyti」

7/17(火)ー9/29(土)(火-金10:00-20:00 土10:00-17:30)

日・月・祝:休廊

オープニングレセプション 7/20(金)19:30-20:30

ワコールスタディホール 京都ギャラリー

京都市南区西九条北ノ内町6 ワコール新京都ビル1F

-展覧会に寄せて-

「私にとって写真は誰かに宛てた手紙です」とヨシダミナコは言いました。すると今展「samskeyti」は父に向けた手紙なのかもしれません。

ヨシダは過去に、病床の父をテーマとした作品「向かうところ」(2002年)を、父の看病をする母を撮る事で綴りました。その中で、父が旅立とうとする場所を”向かうところ”と言い、死の直生つ生を写すのではなく母や自身が受け持つ死という生を、やわらかで刺さるような視線で写し撮りました。

それから十数年後に、ヨシダは旅先のアイスランドの空の下に立つ教会の姿に父を見出します。それは幼い頃に見た憧憬とのシンクロなのか、天啓のように突然おとずれた感覚なのか。雄大な自然の中に立つ教会、町の中のある教会、ひっそりと人の暮らしに寄り添うような教会。それらは時にはるか遠くに、時に触れられるほど近くに写されています(しかし決して教会の中の様子は作品には収録されていません)。その距離感は父への距離感として読み取れます。時代や土着や歴史などの意味性ではなく、象徴や存在としての教会。見るものはその静かな佇みを受け取ることになります。手紙、父性、死生、アイスランドの教会、それらが静かに並行する物語として語りかけます。

今展示では「samskeyti」に加え「向かうところ」も展示いたします。ご高覧いただければ幸いです。

-DMより引用-