銀世界のアラスカから

 

12年ほど前になるだろうか、卒業式の前日に私のデスクに数枚の写真が置かれていた。どれも、私のクラスの子どもたちである。手には花を一論持っていた。お礼の花なのだろう。プレゼントの生花は時が経てば枯れるだろうが、写真の花は数年経っても瑞々しい。新鮮な夢を語ってくれる。数枚の写真の中から福長くんの写真を手に取る。彼から久しぶりのメールが届く。NYから現在はアラスカの大学に行っているようだ。積もる雪の中からアノ時の花がよみがえった。