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2014/12/15

【写真】 自分の写真を撮るレッスン[人形撮影編]

フォトファイン学科(写真夜間部)の授業にお邪魔する。

 

 

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「自分の写真を撮る」これが一番の目標というか、理想型ですよね。「じゃ、自分の写真って何?」これを1年間かけて探して行くワケなんです。

まず、課題が出ます。今回の課題は「人形を撮る」人形をどのように表現するのかがポイントになってきますよね。

門脇君は「人形の恐怖感を出したい」で「ライティングはやや薄暗く、髪の毛を乱れさせて、背景は黒で全体を引き締めたい」、わかりますよ。でも、それだけじゃ門脇君の生理的な部分が出ないような気がするなぁー。「門脇君はどんなシチュエーションだったら恐怖を感じるの?」「う〜ん、静寂の中での冷たい質感。水滴がぽとりと落ちる波動」「そうそう、自身の感覚、体験、性格が重要なコトでよね」そのレッスンのために制作の最初はいろいろな一流の作品をいっぱい見る事も大切です。

見よう見まねでいいんですよ。試行錯誤が徐々に技術を高めていくハズ。とにかく試す事。トライですよ。少しのやりとりがあって授業がスタートしていく。

 

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【インスピレーションの刺激&整理】

「今回はカッコいいファッション・フォトでいこうか」「ええっ・・!」「さぁー、ラフなデザインを考えて」学生たちの頭の中は情報、色、見たことのあるアイディア、バイトでの出来事などなど何かおもしろい事はなかったかと次々にアイディアを計算。工夫している。このグルグルがいいですよね。

この中のひとつのキーワードに突如現れたインスピレーションが重なると、空間に何か埋まった!って感じになってアイディアが描かれていく。「先週も人形を撮ったのですが、出来上がりがマズイ。何がマズイのか?考えてみよう。井上君はどう思う?」「ハイ、創作人形とマネキンを並べてみたのですが、無機質な感じが出てないかなぁーと」「背景の黒は黒でいいのですが、ディテールが出ていない。思い込みだけでは写真は感動しないよ」「制作ノートと技術ノートをもう一度見直そう」「今回は背景の黒はNG、それに蝶々かバラの花をプラスして人形を撮って下さい」さぁー、再撮が始まった。課題の注文が増えたのだ。

 

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【セッティング、サイズ感の違いで同じオブジェでも違う表情が出せる】

「シンプルに見せるのか、大きく見せるのか。ナゼそうするのか。おもしろい視点を探して下さい」いくつかのアドバイスが飛ぶが彼らは自分の世界に入っている。集中するっていい緊張感があっていいですね。加藤さんが人形に話しかけている。被写体とのアプローチを試しているのかもしれない。人形を人として見て向き合うことって重要ですよ。コミュニケーションを取りながら何かを拾って行く姿勢がいいじゃないですか。

 

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【真剣になりすぎない、もっと楽しんで】

学生たちの顔が人形より恐い。「アカンでぇ、もっと楽しく。それぞれの優しい気持ちを表現しよう。完璧な写真でなくてもいい。暖かい写真がみたいなぁー」もはやどんな話も学生たちには届かないのか。それでも、濱口は声を張る。大切なことは被写体をスキになること。竹村君は言う「また、先生に叱られるかも」「ナゼ?」「チョット、官能的なエッセンスを入れたくて・・」「ええやん、君がハッピーになれば」

 

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 【期待を裏切ってもいいよ。それが君の魅力なんだから】

レッスンはひとつひとつの階段を登っていく。すぐには自身の感性がそのまま表現へと結びつかない。まさに積み重ねなんです。写真表現にとって大切なもののひとつに「ライト」があります。このライティングは角度によっては被写体との関係性がかわる。イメージのメリハリにもつながる。どんなモノにも「光と影がある」これをどう表現していくかがカギである。「光を強調させるために影がある」思いきって挑戦することが重要である。自身の期待をも裏切った作品ができたらこんな嬉しいことはない

 

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授業が始まって2時間は過ぎただろうか。まだ、迷っている学生がいる。「これでいいのかなぁー?」エンジン全開じゃないですか。表現者は常に前を向いて走る。そして、いつもつぶやく「これでいいのかなぁー」と。謙虚に全力で走れば必ず、先が見えてくるし結果がでるはず。もちろん人間ですから途中で休憩も必要です。でも「夢を諦めてはいけません」彼らの挑戦はまだまだ続く。

 

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